宇宙基礎編 ~ 定常宇宙論
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定常宇宙論(ていじょううちゅうろん、steady state cosmology)とは、1948年にフレッド・ホイル、トーマス・ゴールド、ヘルマン・ボンディらによって提唱された宇宙論のモデルで、2005年現在有力と考えられているビッグバン理論に基づく標準的宇宙論モデルに対して、非標準的宇宙論 (non-standard cosmology) と呼ばれている理論の一つである。1950年代から1960年代にかけては定常宇宙論を支持する研究者は数多く存在したが、1960年代終わりにはその数は目に見えて減少した。定常宇宙論はその後に提唱された準定常宇宙論 (quasi-steady state cosmology) と呼ばれる別の宇宙論の基礎ともなった。準定常宇宙論では時間の経過とともに数多くの小規模なビッグバンが継続的に起こっていることを仮定している。定常宇宙論は、一般相対性理論の下では静的な宇宙は存在できないという理論的計算や、宇宙が膨張していることを示すエドウィン・ハッブルの観測を受けて考え出された。定常宇宙論では、宇宙は膨張しているが、にもかかわらず宇宙は時間とともに変化しないと主張する。この主張が成り立つためには、宇宙の密度を不変に保つために新たな物質が時間とともに絶えず生成されている必要がある。